特殊装備|鉄道模型Nゲージの王道 KATO

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特殊装備

KATOは、新機構の開発に意欲的で、付加価値の高い装備を開発しています。

 

特殊装備

 

□振り子機構

実車同様に曲線上で車体を内側に傾ける構造で、E351系スーパーあずさで、初採用されました。
2008年に発売された383系ワイドビューしなのでも採用されています。
ドイツフライシュマン社の振り子機構とは方式が異なります。

□オープン・ノーズカプラー

新幹線車両の先頭部が左右に開いて連結器がせり出す構造を再現したリアルなカプラー連結器です。
ただし、操作はレール上で行うことはできません。

□運転台シースルー

小型LEDを採用したライトユニットを床板内収納式として電車の運転台と、客室部分との仕切りを再現している構造です。
TOMIX製レールバスなどでも採用されている機構です。2005年発売の国鉄101系から採用されています。

□サスペンション機構

バネによって加重を台車や車軸に加えることで線路に車輪踏面を押さえつけて安定させ、脱線を防止し車輪と線路の接点を保持し安定した集電を行う機構です。

□フライホイール

モーター回転軸の慣性を利用して、動力車に無通電区間の安定した推進力を与える構造です。
走行に安定性が増しスロー走行が実現します。
1989年に導入を開始し2004年にすべての電気機関車とディーゼル機関車で装備されるようになりました。
2005年からはディーゼルカーと電車で標準装備が進められています。

□コロ軸機構(HOゲージ)

車軸端の軸受け部分が実物同様、走行中に回転する機構です。

□ローフランジ車輪

模型として過大になりがちな車輪のつば(フランジ)形状の張り出しを従来の製品より低くして実感的な再現をする構造です。
線路状態により脱線しやすくなる問題もあります。
最終的に最新の製品では一部を除きローフランジ車輪は採用されなくなり、代わりに厚みの薄い車輪が使われるようになりました。